大会長挨拶

 

謹啓 皆さまにおかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

平素は、日本シミュレーション医療教育学会にご支援ご理解をいただき、誠にありがとうございます。

 このたび、「第12回日本シミュレーション医療教育学会学術大会」を来る2024年11月2日(土)に愛媛大学医学部附属病院にて開催する運びとなりました。本学術集会のメインテーマは、「ザ・シミュレーション医療教育 〜past, present, future and beyond〜」です。医療安全元年と言われた1999年から、四半世紀が経ちました。その後、医療安全という言葉を聞くと負のイメージに捉えられがちな時期がありましたが、徐々にそのイメージは払拭され、現在では医療安全に繋がるシミュレーション教育が一層注目されるようになりました。さらにコロナ禍において、シミュレーション教育は一気に開花し、対面教育が制限される中、特に若手医療人育成において絶大な役割を果たしてきました。文部科学省もシミュレーション教育に関する様々な事業に力を入れてきています。また、2022年度から新しいカリキュラムが開始された看護基礎教育においても、シミュレーション教育に注目したものになっております。

「徒然草」にある「仁和寺にある法師」の一節に「先達はあらまほしき」という言葉があります。その意味は、「何事にもその道の先生や指導者はいてほしいものである」です。過去があるから現在があり、現在があるから将来があります。まさに

‘past, present, future and beyond’です。私たちは社会が求める医療人として先達から学び、常に進化・進歩しなければなりません。そのためには、施設や職種を越えて未来の医療人の育成について語り合う場が不可欠です。この学術集会がその役割を果たすべく、開催させていただきます。

 昨今の不景気の折り、誠に恐縮に存じますが、本大会が目的を達するためには会員の参加費のみでは十分ではなく、ご賛同いただいた企業の皆さまのご協力をなくしては実現が難しい状況にあります。

 このような事情にご配慮をいただき、第12回日本シミュレーション医療教育学会学術大会をより充実したものにするべく、ご支援・ご協力をいただきたく、ここに書面をもってお願いする次第です。何卒よろしくお力添えを賜りますよう、お願い申し上げます。

謹白 

愛媛大学医学部附属病院

総合臨床研修センター長・教授

熊木天児(くまぎてる)

お楽しみ①


(近日公開)

お楽しみ②


(6月頃に公開)

お楽しみ③


(9月に公開)